SUMMER SONIC 2015 SUMMER SHOUT LOVES ARTIST & DISCOVERY

Presented by audio-technica

sound summer sonic オーディオテクニカでサマソニ全8ステージ完全網羅

【マウンテンステージ】
どんな音も逃さず再現、ATH-MSR7の面目躍如

幕張メッセ会場で最も大きなキャパを誇る(2)「マウンテンステージ」は、洋邦含め往年のキャリア組から勢い溢れる若手まで、ジャンルを超えた今最も観るべきアーティストが集結するステージだ。

2015年の最新音楽事情と時勢が渦巻くこのラインアップこそ、まさに“今”を切り取るようなもの。これらオールジャンルにわたる音楽を網羅するには、どのようなサウンドも高品質に楽しませてくれるヘッドホンが必要だが、ここはハイレゾ対応を高らかに謳った最新鋭ATH-MSR7が最もふさわしい。テレキャスの潰れたカッティング音に埋もれないようにベッカ・マッキンタイア(マーモゼッツ)のドスの利いた声を聴き取るためにも、モードステップの放つ激烈な広帯域サウンドを漏らすことなく再生するにも、ものすごい音数が高速でうごめくBABYMETALを細部まで聴き取るためにも、ここでは最新設計の高解像度ヘッドホンが理想的だ。

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非常にビビッドで密度の高い音をクリアに分離良く描き出すATH-MSR7だが、そんなストイックさを嫌味に感じさせないのは、中域の肉厚な存在感が人肌の暖かさを思わせてくれるからだ。音楽そのものを楽しく聞かせてくれるリスニング機としての実力と、分析的で明瞭であるという機能が高次元でバランスされた、完成度の高い傑作機がATH-MSR7である。一聴すると引き締まった低域とヌケの良い高域に評価が集中しがちだが、濃密ながらも清潔感のある明るい音色の中域こそが、ロック~ポップスを非常に心地よく鳴らしてくれる最大のポイントとなっている。

ヘヴィに混濁させたマリリン・マンソンの放つサウンドも、混沌とした各楽器の音色を一つ一つ嗅ぎ分ければ、折り重なった音の層に繊細さと知性を感じることができる。打ち込みのビートとストリングスの響きに生のコーラスがレイヤーとなって重なるクリーン・バンディットの「ラザー・ビー」も、ATH-MSR7で聴けばアーティストが組み立てたかったアンサンブルの真意が汲み取れるだろう。オール・タイム・ロウのようなギターのオーバードライブサウンドを核としたロックサウンドも、グイグイと押し寄せる中域の生々しさがバンドサウンドの魅力をより引き立ててくれる。このような過激なサウンドであればこそ、ATH-MSR7の分離の良さがリアルさをより引き立ててくれるところだ。あゆみくりかまきの「鮭鮭鮭」だって実に骨太なサウンドなので、キュートなボーカルとドライヴするハードエッジなバッキングを漏らさず堪能するためには、高品質なヘッドホンが欠かせない。

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なおATH-MSR7は、そもそもオーディオテクニカ40年の集大成として開発されたヘッドホンである。サウンドの品質は当然ながら、付け心地の快適さもよく計算されており、ハンガー内側部分の差し色もオシャレ。そして何よりその最高峰クラスの完成度を持ちながら価格はミドルクラスというコストパフォーマンスが何より嬉しい。

text by BARKS編集長 烏丸哲也

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